京橋清水ビル(左)と京橋SKビル(右)
京橋清水ビル(左)と京橋SKビル(右)

 清水建設は、中央区京橋2丁目の土地約3940m2に高層オフィスビルなど2棟を建設する。総延べ床面積は約5万4000m2だ。2009年春ころに着工し、2013年春の完成をめざす。2008年1月に、都市再生特別地区の計画案を東京都に提出した。

 計画地は地下鉄宝町駅から徒歩1分の場所にあり、昭和通りに面したA地区と、通りから東に1本入ったB地区に分かれている。A地区は土地面積約3000m2、B地区は約940m2だ。2008年1月中旬時点では京橋清水ビル、京橋SKビルなどが立っている。敷地は容積率800%と600%の商業地域に指定されており、加重平均した容積率の最高限度は752%。清水建設は、容積率の限度を1230%に引き上げる計画案を提出した。

 A地区には地上22階地下3階建て、延べ床面積約5万1000m2の複合ビルを建設する。5階以上がオフィスフロアだ。2階~4階には、ものづくりや環境、防災などに関する活動を支援する地域技術交流センター(仮称)が入居する。B地区には地上4階地下1階建て、延べ床面積約2800m2の子育て支援施設を建設する。

 A地区の複合ビルには、窓部分に薄膜シースルータイプの建材一体型太陽光発電パネルを設置する。高層オフィスビルとしては世界初の導入となる。多結晶タイプの発電パネルと合わせた装着面積は約2000m2、年間8.4万kWhを発電する。B地区の子育て施設は、外壁の大部分を緑化する。

名称:京橋二丁目16地区の開発
所在地:中央区京橋2-16-1ほか(住居表示)
最寄り駅:地下鉄宝町駅徒歩1分
面積:土地約3940m2、延べ床約5万4310m2
構造、階数(地上/地下):22/3(A棟)、4/1(B棟)
事業主:清水建設
主用途:事務所、交流施設、店舗、子育て支援施設
工期:2009年春~2013年春(予定)