経営再建を進める明豊エンタープライズは12月5日、同社を支援するスポンサーとしてハウスセゾン(本社:京都市)とフィンテックグローバル証券(本社:港区)を選定したことを明らかにした。明豊エンタープライズは2011年9月に私的整理手続きの事業再生ADR(裁判外紛争解決)を申請し、事業再生実務家協会の下で事業再生に取り組んでいる。

 ハウスセゾンは京都・滋賀を中心に賃貸住宅、店舗の仲介・管理や、不動産賃貸・開発などを手がけている。ハウスセゾンは、明豊エンタープライズが新たに発行する総額6億円の株式を引き受け、議決権保有割合が51%を超える株主となる予定だ。フィンテックグローバル証券は事業再生計画の実行、事業資金のファイナンスなどに関して支援する。

 明豊エンタープライズは今後、新たなスポンサーとともに具体的な事業再生計画案の作成を進める。2012年1月に開催を予定している第3回債権者会議で、再生計画の成立をめざしている。