東京スクエアガーデンの完成予想図(資料:東京建物)
東京スクエアガーデンの完成予想図(資料:東京建物)

 京橋駅近くで開発が進む東京スクエアガーデン(開発名:京橋3-1プロジェクト(仮称))の店舗エリアが2013年4月18日に開業する。合計30店舗が出店する予定だ。

 東京スクエアガーデンは地下鉄京橋駅に直結し、中央通り、鍛冶橋通り、柳通りに面した2街区で建設が進んでいる。京橋開発特定目的会社など6社が開発事業主となり、プロジェクトマネジャーは東京建物だ。地上24階地下4階建て、延べ床面積11万7460m2の規模で、2013年3月に竣工する予定になっている。地上7階~24階がオフィスフロアで、賃貸可能床面積は6万2218m2、基準階床面積は3465m2(1048坪)だ。すでにブリヂストンなどの入居が決まっている。

 店舗エリアは地下1階~地上3階に配置される。高さ31mの緑地帯「京橋の丘」や駅前広場、敷地内歩道、街路樹に囲まれ、緑を楽しめるレイアウトになっている。ここに、日本初出店のカフェバールや日本各地の人気店など25の飲食店を誘致した。物販関係は5店舗で、アウトドア用品専門店、モンベルの都内最大規模の旗艦店が出店する。

 このほか、3階の一部にはバイリンガル対応の子育て支援施設、キッズスクウェア 東京スクエアガーデンを設ける。2階の一部と4階で2013年7月中旬に開業の医療法人鉄蕉会 亀田京橋クリニック(仮称)は外国人患者の受け入れに対応する予定だ。5階にはカンファレンスセンター、6階には地域のCO2(二酸化炭素)削減を推進するためにエリアエネルギーマネジメントや環境技術を公開する京橋環境ステーション(仮称)を設置した。
 

名称:東京スクエアガーデン(開発名:京橋3-1プロジェクト(仮称))
所在地:中央区京橋3-1-1ほか(地番)
最寄り駅:地下鉄京橋駅直結
面積:土地8131.39m2、延べ床11万7460.96m2、オフィス賃貸可能床6万2218.00m2
構造、階数(地上/地下):S・RC・SRC造(制震)、24/4
用途:オフィス、店舗、医療施設、集会所、展示場、駐車場
事業主:京橋開発特定目的会社、第一生命保険、片倉工業、清水地所、京橋三丁目特定目的会社、ジェイアンドエス保険サービス
設計者:日建設計・日本設計委託業務共同事業体(都市計画、基本設計、監修)、清水・大成(仮称)京橋3-1プロジェクト設計感知共同事業体(実施設計、監理)
施工:清水・大成(仮称)京橋3-1プロジェクト新築工事共同事業体
プロジェクトマネジメント:東京建物
工期:2010年9月~2013年3月(予定)