収益機会をめぐって企業や個人がつばぜり合いを繰り広げることは珍しくない。先日報道したS社のポートフォリオ売買をめぐってはK社やM社、L社などが入り乱れて争った。弁護士なども暗躍。裁判沙汰にもなったし、右翼の街宣車まで動いたというから穏やかではない。

 ゴルフ場をめぐってはG社とL社の争いが激しい。先だって某ゼネコン関連の債権をL社が取得したことで、先に債権を保有していたG社との駆け引きが不動産分野にも飛び火しそうだ。ある業界通は「いまやこの2社の争いは名物となった感がある」と楽しげに語る。さて、どうなることだろう。

 せっかくなので、イニシャルトークを続けよう。本題から完全に外れるが、六本木で新名所となった開発のレジデンス棟に、売れっ子お笑いタレントのY氏が居したらしい。月額家賃は140万円という噂。若手女優のKさんも50万円の部屋を借りているという。所変わって青山の新築高級マンションでは、人気女性歌手のHさんが6億円の部屋を購入したそうだ。

 まあ、ここまではどうってことのない話だが、昔レースクイーンとして名をはせたOさんがマンションを借りるのに、俳優や司会として活躍しているA氏が保証人になったという話になると、ちょいと助平な勘ぐりをしてしまう。ちなみにA氏は妻帯者だ。目黒だったか五反田だったかでは、某芸能人がオフィスビルを買ってラブホテルにコンバージョンしたそうである。何でも利回り40%だとか!

 日経不動産マーケット情報ではこうした芸能情報……ではなく、ビルの売買情報やテナント移転情報を募集しています。nfm@nikkeibp.co.jpまでメールでお寄せいただけると幸いです。イニシャルトークではなく、ぜひ実名で……m(_ _)m

(三上 一大)