不動産関連の取材をしていると、ちょっとした計算が必要になる機会が多い。平方メートルを坪に換算したり、敷地の幅と奥行きから面積を概算したりするケースだ。電卓などを使えば済む話だが、脳の活性化のためにも、できれば暗算で計算したい。そこで、実務に役立つ(かもしれない)小技を集めてみた。

●「m2」を「坪」に換算する場合は、3を掛けて10で割る
 例えば2500m2を坪に換算する場合、2500×3÷10=750坪。1坪=3.3m2として普通に計算すると 2500÷3.3=757坪 となるので、暗算でもかなり近い値になる。1/3.3 を 3/10 と近似した計算方法だ。

●竣工年が「昭和△年」の建物の築年数は、「82-△」
 昭和47年竣工のビルなら、82-47=築35年。二桁同士の引き算も面倒なら、「80-△」で計算して2を足せばいい。2008年以降は83、84と数を増やしていく。

●資産を年利△%で運用した場合、約2倍になる年数は、「72÷△」
 100万円を年利6%で運用した場合、72÷6=12年で2倍の200万円程度になる。年利8%なら、72÷8=9年で約2倍になる。ただし、式が使えるのは利率が3%~12%程度の場合のみ。この範囲を超えると徐々に不正確になる。

 このほか、最近テレビ番組などで話題になった「インド式かけ算」は、掛け算を面積と捉えて計算するので、土地面積の計算と相性がいいようだ。方法を簡単に説明すると、例えば370m×230mの土地の面積を計算する場合、37×23を下の図のように四つの四角形に分割して計算する。

 二桁同士の掛け算なら、慣れれば割と簡単に暗算できるようになる。会話の中でぱぱっと計算して、できるビジネスパーソンを演出してみてはいかが。


岡 泰子