KOKUEIKAN PROJECT(資料:リサ・パートナーズ)
KOKUEIKAN PROJECT(資料:リサ・パートナーズ)

 リサ・パートナーズとゼネコンの國場組(こくばぐみ、本社:那覇市)は、沖縄県那覇市の国際通りにある映画館、國映館(こくえいかん)を店舗ビルに建て替える。2007年夏から2008年夏にかけて、延べ床面積約6700m2のビルを建設する予定だ。土地取得費、店舗内装費を除いた事業費は約15億円。公開コンペに寄せられた設計案341点の中から、12月3日に最優秀案を選定した。

 國映館は、国際通りと浮島通りの交差点近くに1955年に開館した。地上3階地下1階建てのドーム型の建物は、目抜き通りのランドマークとして親しまれてきたが、老朽化と郊外型映画館の影響で2002年に閉館した。リサは2006年6月、SPCを通じて、國映館の持ち主だった國場組から土地1680m2を取得。7月から両社で建て替え案を公募していた。最終的には、地元市民を集めた公開ヒアリングと専門家による審査を実施し、西沢大良(たいら)氏による設計案を採用した。

 新しい建物は壺を逆さに置いたような形状で、上層階に行くほど膨らんでいる。各階の高さを約10mずつ確保して空間に余裕を持たせ、地上からの高さを約33mとした。ガジュマルの茂みをイメージして、外装のメッシュパネルに壁面緑化を施す計画だ。詳細設計は今後検討するが、西沢氏の案では店舗のほかに多目的ホールを備えている。なお、隣接する駐車場では第三者による開発の可能性があるという。

 國場組は沖縄県最大のゼネコンで、九州沖縄サミットの会場となったリゾートホテル「ザ・ブセナテラス」などをグループに抱えている。リサ・パートナーズは2006年3月、バブル期に膨らんだ國場組の不良債権を銀行から買い取って同社の経営再建に参画した。両社は沖縄県内で事業を共同展開していく予定だ。今回のプロジェクトはその第1弾となる。

[売買の概要]
名称:國映館の土地
売り主:國場組
買い主:有限会社琉球オーツー
所在地:沖縄県那覇市松尾2-1-20ほか(地番)
最寄り駅:沖縄都市モノレール(ゆいレール)県庁前駅徒歩9分
面積:土地1680.87m2
取引時期:2006年6月

[開発の概要]
名称:KOKUEIKAN PROJECT(仮称)
事業費:約15億円(土地取得費、店舗内装費を除く)
階数(地上/地下):3/1
面積:延べ床6741.10m2
設計:西沢大良建築設計事務所
施工:國場組
工期:2007年夏~2008年夏

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