日経不動産マーケット情報は、2006年にウェブサイトに掲載した記事のアクセス数(読者が記事を呼び出した回数)を集計し、上位50位までのランキングをまとめた。1位は大阪・梅田北ヤードの入札結果で、2万件を超えるアクセスがあった。2位は、スポーツ施設をオフィスにコンバージョンした事例だ。3位と4位にシャディ銀座ビル、パシフィックセンチュリープレイス丸の内の取引が入るなど、都心部での高額取引を伝えた記事も高いアクセス数を記録した。
5位は、森ビルや川崎定徳(本社:中央区)などが出資したとみられる特定目的会社が、港区六本木5丁目のロアビルと、その周辺の土地を取得したことを報じた記事だ。取得した土地面積は1万m2を超えている。六本木ヒルズ、東京ミッドタウンなどの大規模再開発の影響で街並みが変わりつつある六本木エリアは、読者の関心が特に高いエリアの一つだ。7位の六本木7丁目の土地取引のほか、ゼクスやアーバンコーポレイションの物件取得もベスト50に入った。
海外投資マネーの流入が増加している状況を反映して、海外投資家の戦略や物件取得の動きを報じた記事にも高い関心が寄せられた。特に、GEリアル・エステートのCEOへのインタビュー記事は、日本の不動産に5700億円を投資するという同社の積極的な投資戦略が読者の興味を引いた。このほか、バブコック・アンド・ブラウンがダイエー所有の18物件を取得した記事が27位にランクインした。
■2006年の本誌記事アクセス数ベスト50
(集計期間2006/1/1~2007/1/8)