森ビルが2006年11月に実施した「東京23区オフィスニーズに関する調査」によると、2006年1月~11月に契約を更改したテナント企業の40%で賃料が増額になったことがわかった。2005年の同調査で賃料が上昇した企業は、全体の10%にとどまっていた。

 2006年に契約を更改した企業のうち、賃料が下がったと回答したのは8%。前年調査の36%から大幅に減った。2006年11月の調査時点で賃料更改を協議中だった企業については、全体の80%がオーナーから値上げを提示されていた。東京都区部では2005年から賃料改定で増額するケースが増え始めており、この傾向が2006年になってさらに強まったことがわかる。

 調査は東京23区内に本社を構える企業のうち、資本金の額が上位の企業1万社を対象として実施し、1695社(回答率17%)から回答を得た。調査では、テナント企業のオフィス拡大ニーズも聞いた。全体の19%が新たにオフィスを賃借する意向を持っていた。この理由として最も多かったのは「業容・人員の拡大」(42%)だ。次いで、「1フロア面積が大きなビルに移りたい」(37%)、「立地の良いビルに移りたい」(33%)となった。