改修前のヒルサイドコート目白(写真:イントランス)
改修前のヒルサイドコート目白(写真:イントランス)

 イントランスは共同住宅の「ハンドメード型再生」ビジネスに乗り出した。同社が培ってきたノウハウを生かし、地域の特性を見極めた最適な手法を使って、物件の価値を引き上げる。自社で物件を取得して再生するほか、第三者の物件に対するコンサルティングも手がけていく考えだ。

 第1弾として豊島区目白にある高級賃貸マンション、ヒルサイドコート目白を分譲マンションへと改修している。イントランスが2006年1月に取得した物件で、JR目白駅から徒歩10分の閑静な住宅街にある。3階建て、延べ床面積926m2の規模で、1990年に竣工した。分譲仕様に改修するにあたっては、ゆとりある居住空間を確保するため、住宅を7戸から6戸に減らす。1戸あたりの面積は改修前の95m2(2LDK)~129m2(3LDK)から、117m2(3LDK)~159m2(4LDK)へと広がる。

 改修費用は1億1000万円。設計・監理はスタジオキューブ(本社:渋谷区)が手がける。イントランスはマンション名をイントランス目白ヒルズと変えて、4月末に販売を開始する予定だ。価格は9260万~1億3890万円に設定している。今後も中古マンションなどを対象に、再生ビジネスを展開していく考えだ。

[改修の概要]
名称:イントランス目白ヒルズ(旧ヒルサイドコート目白)
所在地:豊島区目白4-12-3(住居表示)
最寄り駅:JR目白駅徒歩10分
面積:土地840.99m2、延べ床926.62m2
構造、階数(地上/地下):RC造、3/0
竣工:1990年
事業主:イントランス
改修設計・監理:スタジオキューブ
改修施工:スリーバレー
改修工期:2007年3月~4月