ダヴィンチ・セレクト(本社:中央区)は7月31日、同社が運用するREIT(不動産投資信託)のDAオフィス投資法人に対して、合計1億4200万円の和解金を支払う。2005年10月の投資法人上場時、誤った鑑定評価に基づいて物件を取得させたことへの補てん措置だ。

 同社は、金融庁・証券取引等監視委員会の指摘を受けた5物件のうち、鑑定評価額に明らかな間違いが見つかった2物件について和解金を支払う。収支算定の根拠となる水道光熱費の誤りなどによって、ダヴィンチ新橋510では鑑定評価額に9000万円、ダヴィンチ新橋620では5200万円の誤差が生じていた。