日経不動産マーケット情報がウェブサイトから発信した2007年9月のニュース記事について、読者のアクセス数(記事を呼び出した回数)を集計したところ、ダヴィンチ・アドバイザーズが新宿マインズタワーのテナントを提訴した記事が1位になった。同社は賃料の増額を要求している。

 9月には、東京都心部で高額の不動産取引が相次いだ。こうした取引事例に関する記事がランキングの上位を占めている。2位は興和不動産が東京スター銀行本店など4物件を取得した記事だった。取得価格の合計は223億円だ。3位に入ったのは、森トラストとダヴィンチ・アドバイザーズが虎ノ門パストラルホテルを約2300億円で取得した記事だった。4位は東急不動産による銀座東芝ビルの取得だ。こちらの取得価格は1610億円だった。

 これらのほか、天王洲ファーストタワー、帝国ホテルの株式、浜離宮パークサイドプレイスといった大型取引も10位以内にランクインしている。

 日経不動産マーケット情報のウェブサイトには、不動産投資ビジネスに携わるプロが毎日、アクセスしている。9月に掲載した記事のベスト10は以下の通りだ。

■9月のウェブニュース アクセス数ベスト10
(集計期間2007/9/1~2007/10/3)

順位 アクセス数 記事タイトル(発信月日)
1 8,952 【訴訟】新宿マインズタワーのテナントを提訴、ダヴィンチが賃料増額を要求(09.07)
2 5,572 【売買】興和不動産、223億円で溜池の東京スター銀行本店など4物件を取得(09.14)
3 4,478 【売買】約2300億円で虎ノ門パストラルを落札、森トラストとダヴィンチ(09.27)
4 4,293 【売買】1610億円で東急不動産が銀座東芝ビルを取得、土地1坪1億4000万円強(09.19)
5 4,199 【売買】天王洲ファーストタワーをモルガン・スタンレーから取得、ラサールのアジアプロパティファンド(09.14)
6 4,072 【売買】ゴールドマン・サックス、大阪の道頓堀東映を約65億円で取得(09.19)
7 3,987 【事故】REIT運用資産の事故が相次ぐ、野村不動産レジデンシャルとクリード・オフィス(09.07)
8 3,756 【売買】トラブルで開発を中止したマンション用地を売却、サンウッド(09.06)
9 3,720 【売買】帝国ホテル株の33%を約860億円で取得、三井不動産が再開発視野に(09.28)
10 3,654 【売買】築地5丁目の浜離宮パークサイドプレイスを取得、モルガン・スタンレー(09.03)