ウェスティンホテル東京
ウェスティンホテル東京

 シンガポール政府投資公社の不動産部門、GICリアル・エステートは、ウェスティンホテル東京を取得した。価格は約770億円とみられる。売り主はモルガン・スタンレーグループとスターウッド・キャピタルグループのファンドだ。

 ウェスティンホテル東京は、恵比寿ガーデンプレイスの一画で1994年に開業した。地上23階地下5階建て、延べ床面積7万1464m2、客室数438の規模だ。モルガン・スタンレーグループは2004年末、約501億円でサッポロホールディングスからホテルを取得した。ウェスティンなど複数のホテルブランドを傘下に持つスターウッドが売却後も引き続き運営を担当する。

 GICはシンガポールの外貨準備を運用しており、不動産部門では30カ国で約200の不動産に投資している。日本では汐留シティセンター、品川シーサイドタワー、オークウッドアパートメンツ六本木セントラル、福岡のホークスタウンなどを取得した。また、商業施設については住友商事と、物流施設についてはプロロジスと組んで投資を手がけている。

名称:ウェスティンホテル東京
買い主:GICリアル・エステート
売り主:モルガン・スタンレーグループ、スターウッド・キャピタルグループ
価格:約770億円(推定)
所在地:東京都目黒区三田1-4-1(住居表示)
最寄り駅:JR、地下鉄恵比寿駅徒歩7分
面積:土地1万4470m2、延べ床7万1464m2
階数(地上/地下):23/5
客室数:438
竣工:1994年
取引時期:2008年2月(引渡)