08Q3 | 08Q4 | 09Q1 | 09Q2 | 09Q3 | 前年同月比 | 前期比 | ||
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募集賃料 (円/坪) |
1F | 75,553 | 72,616 | 63,262 | 59,580 | 53,277 | 71% | 89% |
1F以外 | 33,090 | 30,200 | 28,799 | 27,833 | 26,832 | 81% | 96% | |
平均 | 39,032 | 36,494 | 33,043 | 32,451 | 29,876 | 77% | 92% | |
公募件数 | 492 | 584 | 641 | 660 | 530 | 108% | 80% |
2008年下期以降続いているラグジュアリー(高級)ブランドの出店意欲は依然として回復せず、並木通りでは外資系ブランド「ヴァレンチ」の撤退もみられた。松坂屋銀座店からグッチが転出した後に、ファーエバー21を誘致する方針が報道されるなど、低価格ブランド、いわゆる「ファストファッション」の出店が銀座でもみられ、2009年12月には、アバクロンビー&フィッチも銀座6丁目の中央通り沿いで開業を予定している。
2009年第3四半期の募集賃料は、1階部分で5万3277円の水準にある。1階の賃料水準は低下傾向にあり、前期(2009第2四半期)に比べ約11%マイナス、前年同期比では30%程度のマイナスとなっている。1階以外のフロア賃料も減少傾向にあり、全体平均でも前年同期比で23%のマイナスとなっている。
日本を代表するブランドストリートである中央通り沿いや晴海通り沿いなどは、水面下でテナント募集が進められることが多く、テナント入れ替えなども多くないため賃料水準の変化はマーケットを正確に反映していない可能性がある。しかし、少なくとも裏手立地や2番手以降の立地のある店舗ビルでは、賃料下落が続いており、市場回復の兆しは見られない。