年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)はこのたび、千葉厚生年金休暇センター(ウェルサンピア千葉)を一般競争入札で売却すると発表した。9月25日まで入札参加の申し込みを受け付け、10月9日に入札を実施する。最低売却価格は19億1300万円だ。

 同センターはJR蘇我駅から車で10分、JR千葉駅から車で20分の場所にある。千葉市の郊外、大網街道沿いに位置し、近くには千葉県がんセンター、千葉東病院、千葉社会保険病院と三つの大型病院が集積している。緑に囲まれた13万5000m2の敷地には、ブライダルにも対応する客室数88のホテルや148室の有料老人ホーム、52打席のゴルフ練習場、9面のテニスコート、ウオータースライダー付きの大型プールなどを備える。

 2007年度の延べ利用者数は約45万人で、収入は7億1371万円、支出は6億9893万円となっている。取得にあたっては、有料老人ホーム事業を5年間、継続することが条件となる。ただし転居先のあっせんをするなどして、すべての入居者の同意が得られた場合には、同事業を廃止することができる。

 入札の情報はRFOのウェブサイトで確認できる。なお実際の売却業務は、野村不動産アーバンネット アセット営業本部企業不動産一部事業二課が担当している。

[物件の概要]
名称:千葉厚生年金休暇センター(ウェルサンピア千葉)
所在地:千葉市中央区仁戸名町705(住居表示)
最寄り駅:JR蘇我駅から車で10分
面積:土地13万5183.41m2、延べ床2万9395.22m2
構造、階数(地上/地下):RC造、6/1
竣工:1974年
最低売却価格:19億1300万円