興和不動産と新日鉄都市開発は3月26日、2012年10月1日付で経営統合することを発表した。興和不動産を存続会社とする合併で、新名称は「新日鉄興和不動産」となる。

 興和不動産は、東京都心部でのオフィスビル開発・賃貸運営を中心に事業を展開してきた。一方、新日鉄都市開発は製鉄所周辺の大規模遊休地の開発ノウハウを基に、市街地再開発事業や大規模なマンション開発・分譲事業を手がけている。今回の合併によって、オフィスビルとマンションという両軸を中心に、バランスの取れた事業ポートフォリオを持つ総合デベロッパーとして業界での存在感を高める。

 新日鉄都市開発は興和不動産の株式8.2%を所有する筆頭株主にあたり、これまでにも提携関係を構築してきた。今回の合併で、提携関係を発展させ、みずほフィナンシャルグループと新日鉄グループの資産を一体的に活用した事業展開をめざす。興和不動産の2011年4月期の単体決算による売上高は724億円。新日鉄都市開発の11年3月期の連結決算の売上高は866億円で、単純に計算すると合併で売上高約1600億円の不動産会社が誕生することになる。

 合併は6月~7月に開かれる両社の株主総会を経て正式決定する。新会社の社長には興和不動産の成川哲夫社長が就任する予定だ。本社は興和不動産がオフィスを構える港区南青山1丁目に置く。