シティバンク銀行新宿東口支店

 シティバンク銀行の新宿東口支店がこのほど、米国グリーンビルディング協会の建物環境認証システムLEED(リード)でゴールドの格付けを取得した。日本国内にある同行の施設としては6件目のLEED認証だ。

 新宿東口支店は、シティバンク新宿ビルディングの1階~4階に2011年3月に開設された。間仕切りにガラスを用いて光を透過させたり、昼光センサーや人感センサーを備えて電気の無駄を防いだり、自然光を最大限に生かす工夫を施している。コンサルティングルームの床や壁には、環境負荷が少ない竹材を用いた。

 テナントビルだが、シティバンク銀行の占有面積が広いことから、その名をビル名にしている。世界の金融・経済情報を取り出せる大型の双方向タッチパネル画面を装備したほか、タッチパネル式の情報端末やテレビ電話などを備え、印刷物を置かない“エコ支店”を目指した。

 日本におけるLEED認証実績は4月末時点の公表ベースで17件となった。スターバックスコーヒーは3店舗で認証を取得しており、シティバンク銀行に次いで多い。すでにLEED認証を取得したシティバンク銀行の施設のうち、東品川の東京コールセンターを除いた5件は、4段階の格付けで上から2番目のゴールド認証だ。

 シティバンク銀行は今後もLEED認証物件を増やしていく計画だ。シティグループ・サービス・ジャパンのダンカン・マッキンタイア氏(施設管理本部 シニアバイスプレジデント プロジェクトマネジメントヘッド)に、LEED戦略について聞いた。