8月10日に開業予定の「THE GATE HOTEL 雷門 by HULIC」
8月10日に開業予定の「THE GATE HOTEL 雷門 by HULIC」
13階ロビーフロアからの眺め
13階ロビーフロアからの眺め
ロビーフロアの完成予想(資料:ヒューリック)
ロビーフロアの完成予想(資料:ヒューリック)

 東京スカイツリーを一望できるヒューリックのホテル「THE GATE HOTEL 雷門 by HULIC」が8月10日、台東区雷門に開業する。自社グループで運営を手がけ、競争の厳しい浅草地区で差別化を図る戦略だ。総事業費は約30億円。NOI(純利益)ベースの期待利回りは、店舗の賃料収入を含めて7%とみている。

 老朽化したビルの建て替えプロジェクトだ。延べ床面積7192m2の建物は、3~14階がホテル、1~2階がスーパーマーケットの入居する店舗になる。客室数137で平均宿泊単価は1万7000円だ。3~4年後の経営安定期の想定として、稼働率84%、ホテル事業の年間売上高10億円と見込んでいる。地方や海外からの観光客だけでなく、東京圏からの宿泊客も積極的に誘致していく。

 見どころは13階ロビーフロアからの眺望。エレベーターを降りた利用客を、窓から見える東京スカイツリーが迎えるレイアウトだ。レストランや屋上テラスからもスカイツリーが眺められる。利用者満足度を高めるために、運用面でも工夫を凝らす。宿泊部門、レストラン部門、管理部門といった組織はつくらない。約40人の従業員で構成されるホテル全体を一部門としてサービスを提供し、モットーとする「インティメイト(親密)なホテル」の実現をめざす。

 浅草の喧騒(けんそう)や空気を感じられるように、客室の窓は開閉できるようにした。宿泊客を迎える夕方から夜間のエネルギー負荷が大きくなることから、太陽熱を蓄熱して夜間に放熱する省エネシステムを導入する。プロジェクトは、国土交通省の省CO2先導事業に採択されている。

名称:THE GATE HOTEL 雷門 by HULIC
所在地:東京都台東区雷門2-16-11(住居表示)
最寄り駅:地下鉄浅草駅徒歩2分
面積:土地1036.45m2、延べ床7192.96m2
構造、階数(地上/地下):S造、14/0
駐車場:なし
用途:ホテル(3~14階)、店舗(1~2階)
客室数:137
事業主:ヒューリック
設計・デザイン:内田デザイン研究所(外観デザイン監修とインテリアデザイン)、松田平田設計(建築・構造・設備設計)
施工:竹中工務店(建築工事)、ヒューリックビルド(家具・什器・備品工事)
ホテル運営:ヒューリックホテルマネジメント
竣工:2012年7月
開業:2012年8月10日
総事業費:約30億円(設計・工事、隣接地の取得費の合計。建築工事費および設計監理費は約9割)
期待NOI利回り:7%(1~2階店舗の賃料収入を含む)

<訂正:2012年6月11日17時16分>
初出時、総事業費に占める設計・工事の費用を約8割と記しましたが、「建築工事費および設計監理費は約9割」に訂正します。