三井住友銀行は、新築の集合住宅を対象とした環境認証サービス「SMBCサステイナブル ビルディング評価融資 レジデンス版」の運用を開始。第1号として東京建物が事業協力者となった多摩市諏訪2丁目の建て替えプロジェクト「Brillia 多摩ニュータウン」にプラチナ(たいへん優れている)の認証を付与し、融資を実行した。

 Brillia 多摩ニュータウンでは、太陽光発電やLED照明を導入し、屋上・壁面緑化、電気・ガス・水道設備の“見える化”などに取り組んでいる。敷地内に多くの木々を残していることや、防災広場、防災備蓄倉庫などを備えていることも高く評価された。7棟で構成され、総戸数1249戸、うち分譲戸数684戸、2013年10月に竣工する予定だ。同プロジェクトは、東京都のマンション環境性能表示制度では5項目中4項目で最高レベルを獲得している。

 三井住友銀行は2011年からオフィスビルを対象とした環境認証制度を運用し、これまでに約20件の評価実績がある。評価は8段階で、プラチナはプラチナ+に次いで上から2番目に高い評価だ。評価の手数料は84万円。賃貸集合住宅も評価対象としている。