2012年第4四半期(10月~12月)の東京における賃貸マンション市況は、ほぼ安定的に推移している。平均募集坪単価は、調査対象9区のうち6区(千代田・中央・新宿・文京・目黒・世田谷)で前四半期から1.0%以内の増減に収まった。

 2.6%減と変化の大きかったのは渋谷区。前四半期から408円下落し、1坪あたり1万5310円となった。ファミリー向けのラージタイプ住戸(おおむね60m2以上)は1.1%の減少にとどまったものの、募集戸数が圧倒的に多い単身者・DINKS向けコンパクトタイプ住戸(おおむね50m2台まで)の落ち込みが響いた。

 逆に平均2.0%の上昇を見せた品川区では、ラージタイプが2.7%上昇、コンパクトタイプが1.0%上昇と、いずれのタイプとも2012年第2四半期を底として回復基調にある。港区も平均2.0%の増加となった。

 この調査で対象としたのは千代田、中央、港、新宿、渋谷、品川、文京、目黒、世田谷の各区にある賃貸マンションだ。投資需要が多い竣工後10年以内(2002年12月以降竣工)のRC造・SRC造物件をピックアップしている。賃貸住宅に関する調査やコンサルティングを手がけるリーシング・マネジメント・コンサルティング(本社:港区)が分析した。

 各エリアの成約賃料水準や募集状況、名古屋・大阪の市況を含めた調査データの詳細はこちらで公開している(購読者限定)。