都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)の完成予想図(資料:東京都都市整備局)
都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)の完成予想図(資料:東京都都市整備局)

 東京都都市整備局は2013年5月、港区海岸1丁目の都有地約1万5600m2を再開発する「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」の事業予定者として、東急不動産、鹿島、久米設計の3社グループを選定した。

 開発予定地はゆりかもめ竹芝駅から徒歩2分、JR浜松町駅から徒歩5分、旧芝離宮恩賜庭園の東側に位置する。道路を挟んで二つの区画に分かれており、現在は都の計量検定所や産業貿易センターとして使われている。

 浜松町駅に近い西側の区画にはオフィス、商業施設、産業貿易センター、コンテンツ関連施設で構成する業務棟を建設する。地上26階地下2階建て、延べ床面積10万4095m2の規模で、オフィス部分の延べ床面積は約6万3000m2、映像制作やソフトウエア開発などの利用を想定したコンテンツ関連施設は同約1万5000m2を予定している。浜松町駅、竹芝駅、竹芝ふ頭を結ぶ歩行者デッキも整備する。

 竹芝駅に近い東側の区画には、賃貸住宅や店舗、保育所、サービスアパートメントなどで構成する住宅棟を建設する。地上19階建て、延べ床面積1万4234m2の規模だ。

 事業者は土地を都から賃借して施設を整備する。事業期間は70年。都市再生特別地区の活用を想定しており、2015年度の着工、2019年度の完成をめざす。


[開発の概要]
開発名:都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)
所在地:港区海岸1-7、1-13(住居表示)
最寄り駅:ゆりかもめ竹芝駅徒歩2分
面積(業務棟):土地1万2156m2、延べ床10万4095m2
面積(住宅棟):土地3461m2、延べ床1万4234m2
階数(地上/地下):26/2(業務棟)、19/0(住宅棟)
事業主:東急不動産、鹿島、久米設計(グループ名 Team竹芝の大樹)
用途(業務棟):オフィス、店舗、産業貿易センター、コンテンツ関連施設
用途(住宅棟):賃貸住宅、店舗、保育所、サービスアパートメント
工期:2015年度~2019年度(予定)