公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)はこのほど、「CREマネジメントハンドブック2015 JAPAN」を発行した。企業不動産の管理・運用を戦略的に行うCREマネジメントの推進によって、ROA(総資産利益率)などの経営指標が向上することを、実例を交えて多面的に解説している。

 CREコストは各事業部門の原価や本社経費、一般管理費などに分散しているため、把握するのが難しい。コストは賃借費、維持管理費、修繕更新費などで構成され、一般に売り上げの数パーセント、利益の数パーセントから数十パーセントを占めるという。CREマネジメントでは、これらのコストを横断的に把握して適正化する。導入効果は次年度以降も継続するので、中長期的なコスト削減になる。

 ハンドブックは142ページ。JFMAのウェブサイトからPDF版を無料でダウンロードできる。