J-REIT決算短信の実績データ(2011 年12月末まで)に基づき、実績賃料単価と稼働率を時系列で分析した。オフィスにおいて賃料の先行指標となることが経験的に知られている稼働率は2007年下期から低下し始め、賃料も2009年下期から下落した。その後、稼働率は2010年下期から反転上昇し、2011年下期に93%まで改善した。しかし、賃料が上昇に転じるまでには至っていない。継続賃料と新規賃料のかい離調整や、テナント入退去に伴う新規賃料への引き直しが顕在化しているからだ。