オフィス価格指標を試作、この指数で日米のオフィス価格動向を調べた。それによると、サンフランシスコとニューヨークが2007年第3四半期、サウスカロライナが2007年第4四半期、東京およびワシントンが2008年第1四半期にピークをつけていた。その後、リーマンショックを経てすべての都市の価格が急落したが、2009年下半期に入ると底打ち感がみられるようになり、東京およびニューヨークは回復傾向もみられる。2011年3月に東日本大震災が発生したが、東京のオフィス価格の下落幅は小さく、影響は限定的だったとみられる。