大都市(札幌市、仙台市、東京23区、大阪市、名古屋市、福岡市)でJ-REITが保有する賃貸マンションの平均稼働率は、2011年12月末時点に2007年以降で最高となる水準に達している。リーマンショック後は東京23区を中心に低下したが、2010年3月期から上昇傾向に転じ、2010年に入ると東京23区以外で最高水準に到達した。特に大阪市、仙台市で2010年9月期に大幅上昇、95%を超えた。2011 年には大阪市以外で上昇傾向を持続し、各地とも最高水準に達している。特に仙台市で、震災後の需要増加によって被害が小さい賃貸住宅の稼働率が上昇、J-REITが抱える優良物件はほぼ満室の状況になっている。