香港のオフィス市場は近年、中国経済成長に伴って価格が著しく上昇してきた。現在は調整局面を迎えている。2012年は、さらに価格調整が進むとの見方が強い。これは、2013年以降を見据えた魅力的な投資機会になるとも考えられる。中期的に、中国事業拠点としての香港の重要性は変わらないとみられ、香港からマカオへの橋梁開通などによる新たな成長も期待できる。海外からの投資手段としては、グレードBオフィスへの直接投資のほか、リートや不動産会社株式への投資による間接的なプライムオフィス投資も可能だ。