2012年第1四半期のマンション賃料インデックス(総合)は仙台市、大阪市で上昇し、東京23区、横浜・川崎市、大阪広域、福岡市で横ばい、札幌市、千葉西部、埼玉東南部、名古屋市は下落となった。複数四半期にわたって横ばいの続く都市がある一方、今期再び低下に転じた都市もあり、明確に賃料が底を打ったとはいえない状況だ。東京23区は、シングルが横ばい、コンパクトとファミリーが上昇と、下げ止まり感が強まっている。大阪市は、シングルは弱含みだがコンパクトとファミリーが堅調で、インデックスは前期に続いて上昇した。このほか、仙台市は東日本大震災の影響による需要増で賃料が今期もさらに上昇し、千葉西部はすべてのタイプで賃料が下落した。