東京圏における物流施設の需給は、2012年後半~2013年前半にほぼ均衡する。その後は大量供給の影響で供給が需要を上回るが、今後2年間は概ね安定した需給動向が見込まれる。この間、空室率は2013年10月に4.2%まで上昇し、稼働面積は2014年4月に832万7000m2まで拡大する見通しだ。また、賃料水準は2014年4月に坪あたり4050円まで上昇する見通しになっている。ただし、賃料水準の大幅な上昇は期待できず、上値の重い展開が続く。