2012年3月までの1年間における日本の不動産投資によるトータルリターンは対前年同月比+1.9ポイントの3.6%だった。内訳はインカムリターンが5.3%、キャピタルリターンが-1.6%で、依然として月次ベースで資産価値の下落が続いている。主要セクターでは、住宅のトータルリターンが6.1%と最も高い。ただし、対前月比-0.1ポイントとなっている。店舗のトータルリターンは4.4%で、オフィスは2.2%だ。いずれも、キャピタルリターンが改善しているもののマイナスが続いている。データは2300物件超、約9兆6000億円(1206億米ドル)の資産に基づく。