大型マルチテナント型物流施設の2012年第2四半期における市場動向は、首都圏については需給が逼迫して空室率が対前期比-0.9ポイントの3.6%と4期連続で低下した。今期は約1年ぶりに2棟の新規供給があったが、うち1棟は満室稼働している。既存物件の空室率も同-1.7ポイントの2.6%と空室消化が進んだ。大型物件に対する品薄感が鮮明で、賃料水準も上昇の兆しがみられる。近畿圏では5月に3年ぶりの新規供給があり、空室率が同+8.8ポイントの8.8%と上昇するも引き合いは多く、早期に空室を消化する見込み。既存物件は100%稼働が続いている。堅調な需要から大型優良物流施設の品薄感が鮮明になっており、用地獲得競争の様相が強まってきた。