日本の2012年第2四半期の実質GDP成長率は対前期比+0.8ポイントの3.6%となる見通しで、日本経済は復興需要などを支えに緩やかな回復傾向を示している。これを受けて企業マインドも高まっており、積極的なグレードアップ移転が増加してきた。一部の都市ではハイグレードビルの在庫が希少化している。一方、東京では5棟のグレードAビルを含む17万坪の大量供給によって大幅に空室率が上昇、グレードAビルで対前期比+3.9ポイントの10.3%、23区全体でも同+0.7ポイントの7.9%となった。賃料は、全国では横ばいもしくは弱含み基調ながら、グレードAビルでは底打ちの兆しが見られる。グレードAビルの想定成約賃料は東京で対前期比+100円の2万9900円/坪、大阪で同-50円の1万8650円/坪、名古屋で同-150円の2万2200円/坪と安定的に推移した。