アジア太平洋地域の合計ネットアブゾープションは2012年第2四半期の増加し、過去5年間の平均を上回った。ただし、依然2008年第2四半期に記録した金融危機前のピークを下回っている。オフィス市場34のうち20市場は賃料が横ばいまたは下落した。香港とシンガポールなどで、これらの地域は下半期にも下げ圧力がかかるだろう。一方、北京、ジャカルタ、上海は賃料が大きく上昇した。このほか、バンコク、シドニー、東京は市場が底打ちしつつある。テナントは賃料上昇前の今、契約の再交渉を検討すべきだ。