東京都心5区の2012年7月末時点におけるオフィス空室率は、対前月比-0.13ポイントの9.30%と4カ月ぶりに低下した。大規模ビルの竣工がなかったことに加え、既存ビルの成約が進み、空室面積が約8600坪減少しただめだ。新築ビルの空室率は、新築ビル2棟(合計延べ床面積約6400坪)が満室稼働で竣工するとともに一部ビルで成約の動きがあったため、同-2.73ポイントの33.64%となった。既存ビルの空室率は、自社ビルへの集約や新規供給に伴う大型解約があった一方で建て替えや統合に伴う成約の動きが見られたために空室率が減少、同-0.04ポイントの8.45%になっている。