2010年11月に国内初の非上場不動産オープンエンドファンドとして私募REITの運用が開始されてから、2013年8月末までに6銘柄が運用されている。報道によればその運用資産総額は4000億円を超えており、順調に資産規模を拡大させている銘柄も見られる。一方、先進事例である米国の不動産オープンエンドファンドは30年以上に渡る歴史の中で、さまざまな危機を乗り越えたファンドが残っている。日本のオープンエンドファンドは金融危機後に誕生した新しい商品であり、当然ながら景気後退期を経験していない。日本のオープンエンドファンドにおいては、商品の設計段階で、安定的な運用を維持するために解約請求への対処法(換金制限の設定など)が施されているケースも見られる。