東京のオフィス賃貸市場は、賃料が2012年を底に上昇していく。2016年には大量供給によって空室率の上昇と賃料上昇の大幅な縮小が起き、その後は空室率が6%前後でほぼ横ばいになるとともに賃料は微増傾向で推移する。大阪では、2013年にグランフロント大阪などの竣工で空室率が再上昇して賃料が底となる。その後は緩やかに回復していく。最後に名古屋は、2013年~2014年に賃料がわずかに上昇するが、2015年に名古屋駅周辺の大量供給で空室率が12.3%に急上昇し、賃料もその後3年間下落して2017年が底になる。その後は緩やかに回復すると見通している。