2013年第2四半期における東京Aグレードオフィスの空室率は前期比+0.45ポイントの8.50%だった。2013年に入って下落傾向だったが、第2四半期に渋谷区で大型の解約予告があり上昇した。ただし、この上昇は一時的で、今後は少ない新規供給が寄与して低下していくと予想している。一方、月・坪あたり賃料は同+3.1%の2万4657円となり、5年ぶりの目立った上昇となった。4月以降、一部優良ビルのオーナーが募集賃料の引き下げをやめたためだ。賃料も2013年後半にはさらに上昇すると予想している。オフィス市場は緩やかに改善しており、今後の景気回復に拍車がかかればオフィス需要の一層の拡大が期待でき、上振れ余地もある。ただし、企業業績が本格的な市場改善に結び付くには、若干の時間を要するものとみられる。