不動産分野の実務家・専門家に対し、不動産投資市場に関するアンケート調査を実施した。この結果、現在の景況感については「やや良い」や「良い」とする回答が90%を超えた。一方、6カ月の見通しについては「やや良くなる」が最も多くなっている。今後の価格上昇や市場拡大が期待でき魅力的と思われる投資対象(証券化商品含む)としては「ヘルスケア不動産」、「物流施設」、「オフィスビル」が多くの支持を集めた。「ホテル」や「都市型商業ビル」といった消費関連セクターに対する期待も、前回調査に比べて顕著に高まっている。2014年4月に予定される消費税率引き上げが不動産市場に与える影響については「全く心配していない」や「あまり心配していない」が3分の2を占めた。7年後の東京オリンピック開催については、海外に関連して「国際空港アクセスの整備促進」、「アジア都市における東京の優位性や地位向上」、「外国人観光客の増加」に期待する声が多い。