東京の賃貸住宅市場は、2013年第四半期までの直近数四半期において賃料水準が安定的に推移しており、金融危機後の低迷期から脱却したことを示している。2013年第四半期の平均募集賃料は、23区が対前期比+0.8%のm2あたり3556円(坪あたり1万1755円)だった。都心8区では同+0.1%のm2あたり3885円(坪あたり1万2845円)、都心3区では同+0.7%のm2あたり4206円(坪あたり1万3906円)となっている。23区内のREIT(不動産投資信託)保有物件の平均稼働率は95.9%と、12四半期連続で95%超を記録した。稼働率が高位安定的に推移しているため、物件所有者にとっては安定的な収入を見込める市場で、改善傾向にある経済環境が中長期の賃料上昇機運を支える要因となるだろう。