REIT(不動産投資信託)による商業施設の2013年取引額は、2013年10月時点公表で5715億円と、すでに年間の過去最高を更新した。2013年は、野村不動産マスターファンド投資法人(物流・商業)とイオンリート投資法人の2法人が上場し、既存REIT各社の商業施設取引も多くみられた。取引額上位10物件には、都心型商業施設を中心とした大型施設が目立つ。キャップレートの月次推移は、直近で最も高かった2009年11月の6.3%から2013年10月の5.6%へと、0.7ポイント低下している。