日本の総人口が年間20万人以上減少するなかで、大都市では都心部でのマンション開発などにより人口増加が顕著に見られる地区もある。10歳代後半~20歳代前半の転入超過数を維持するとともに、20歳代後半以降の転出超過数の減少(転入超過への転換)や女性の転入が増えているためと考えられる。今後は高齢者の都市中心部への転入超過が進む可能性もあることから、中期的に大都市への転入超過は続く可能性が高い。