2013年第4四半期(2013年10月~12月期)の大型マルチテナント型物流施設の空室率は、首都圏で前期比-0.3ポイントの4.0%と、4カ月ぶりに上昇に転じた第3四半期から再び低下した。第4四半期に竣工した3棟はサードパーティーロジスティクス(3PL)会社が借りやすい低めの賃料設定の立地だったことが奏功し、大規模な需要を吸引して高稼働率で竣工している。第3四半期に竣工の物件でもテナントの決定が進んだ。この結果、2013年通年の需要面積は21万7000坪と、2004年の統計開始以来の過去最高を記録した。2014年第1四半期は、供給面積が12万6000坪(貸床面積)と四半期ベースで過去最大になる予定。しかし、空室率は7%程度にとどまりそうだ。第4四半期竣工分の空室在庫が予想ほど積み上がらず、第1四半期竣工物件のテナント決定状況も想定以上に好調なため。第1四半期は、大手スーパー・コンビニエンスストアや食品卸などを中心にすでに6万坪程度の新規需要が見込まれている。