外資による日本へのインバウンド投資については、足元のアベノミクス効果もあって海外投資家からの人気が持ち直している。投資利回り水準は安定しており、アジア太平洋地域のコア市場として一定の地位を確立している。しかし、国内REIT(不動産投資信託)などとの物件取得競争が激しく、外資による投資金額はそれほど拡大していない。世界2位の不動産ストックと世界3位のGDP(国内総生産)規模に対し、世界7位という現在の順位は物足りなさが残る。今後、日本へのインバウンド投資を促進する手段として、投資市場の機関化と同時に、インデックスの一層の普及を通じた市場透明性の向上など市場整備がまず必要と思われる。