2020年までの東京都心部のAクラスビルの賃料と空室率を推計した。賃料は、需給改善を背景にした上昇傾向が続いた後、2014年後半~2015年半ばの高原状態を経て、2015年第4四半期からは下落するという推計になった。標準シナリオでは、2015年第3四半期までに+19.5%と上昇した後、2015年第3四半期から2017年末までに-22.5%と下落する。楽観シナリオでは同期間に+31.2%の上昇と-18.0%の下落となっている。悲観シナリオでは+1.0%と-27.8%だ。一方、空室率は2013年第4四半期の6.8%から2014年末には4.8%へまで低下した後、一旦上昇して2017年には7.6%になり、再び低下して2020年には4.2%となるという予測になった。