名古屋駅周辺では2015年から2017年にかけて大規模賃貸ビル5棟が相次いで竣工する。現在、名古屋のオフィス市況は需要の増加から改善が進んでいるが、これらの大規模ビルが完成するとオフィス市況を悪化させるのではないかという懸念もある。そこで2021年までのオフィス賃料の将来予測を行ったところ、標準シナリオでは2014年下期から2015年までほぼ横ばい(2014年下期比-0.4%)で推移するという結果となった。その後は下落して2018年に同-11.2%で底を打ち、2021年には同-3.6%まで上昇する。