不動産証券化協会(ARES)が公表しているAJPI(ARES Japan Property Index)を利用し、オフィスビル、住宅、商業施設の3アセットの2005年4月~2014年4月の累積パフォーマンス(年率換算)を算出した。その結果、オフィスビルのトータルリターンは3.90%でリスク(標準偏差)は3.2%だった。同様に、住宅は3.88%と2.1%、商業施設は4.41%と2.8%となっている。商業施設はインカムリターンが比較的安定してトータルリターンが高水準をキープしており、さらに価格変動がオフィスビルより小さいという結果になった。また、住宅はリターンとリスクがいずれも小さいアセットとなっている。ただし、この分析には流動性リスクなど、考慮されていない重要ポイントが三つほどあることに注意が必要だ。