私募REIT(不動産投資信託)は2015年2月末時点で12銘柄が運用しており、その資産規模合計は1兆円を超えたと推計される。現在運用中の銘柄の多くは、ポートフォリオに一定比率の賃貸マンションを組み込んでいる。その理由の一つに、その流動性の高さに着目し、投資家からの払い戻し請求の原資に賃貸マンションの売却資金が充てやすいと捉えている点が挙げられる。そこで、上場REITの実績データを使って賃貸マンションの流動性を分析した。この結果、売買の実績件数が多く、譲渡価格が鑑定評価額に対して下落しにくいことを確認できた。