米国で金融機関、会計・法律事務所といった伝統的なテナントによるオフィス需要が縮小する一方、グーグルやアップルに代表されるクリエイティブ系テナントによる需要が拡大している。こうした構造変化はグローバル化や技術革新を背景としており、ほかの先進国にも伝播する可能性が高い。クリエイティブ系需要ではIT技術の進歩によって立地の重要性が低下すると考えられてきた。しかし、実際には立地の重要性が高まっており、一定条件を満たす都市へ需要が集中している。都市のなかでも、従来はオフィスエリアとして考えられてこなかったエリアで需要が拡大している。オフィスに求める機能も従来とは異なる。オフィス仕様に合わせて働く時代から、各人のワークスタイルに合わせてワークプレイスを選択する時代が到来しつつある。