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 静岡県を通るわずか10km区間の着工拒否で、2027年の開業に暗雲が立ちこめるリニア中央新幹線。その状況に最も気をもむのは名古屋かもしれません。名古屋大都市圏の玄関口にふさわしい街づくりを進める同市では、2027年をターゲットに様々な開発計画が検討されています。しかし地元不動産会社からは「開業時期がはっきりしないと建て替え計画を立てにくい」と困惑の声が上がります。日経不動産マーケット情報2020年9月号では、そんな名古屋の不動産市場を特集しました。同地ではリニア問題に加え、コロナ禍が経済に暗い影を落としており、店舗賃料の下落を招いているといいます。今後、市場はどう推移していくのか。開発や取引の動きもまとめていますので、特集をぜひご覧ください。

 四半期に1度実施している東京・横浜の建築計画調査も9月号に掲載しています。都心5区と横浜市は延べ床面積1000m2以上、5区を除く東京18区は1万m2以上が対象です。今回の調査では、東京61件、横浜50件のプロジェクトが新たに判明しました。その中には、豊洲市場をめぐる迷走でプロジェクトが延び延びになっていた「千客万来施設」が含まれます。ほかにも注目プロジェクトが浮上。どこでどのような計画が進行中なのか、記事でご確認ください。

 売買レポートは、三陽商会が推定120億円で売却する銀座の旗艦店ビルや、三菱倉庫などが103億円で取得する名古屋の土地、三井不動産が売却した新宿駅直結ビルなど、記事21本を掲載。これらを含む取引事例127件を一覧表にまとめました。

 なお、2002年の創刊以来の取引データは「ディールサーチ」で提供しています。REITの運用実績データなども収録していますので、トラックレコードをお探しの際はぜひ利用をご検討ください。

三上 一大