表参道の1階は調査開始後最も高い水準で、銀座も回復傾向。1階以外は、高水準で安定しているエリアが目立つ。
2017年下半期の1階募集賃料としては、表参道エリアは調査開始以降初めて月坪5万円を上回る高水準となっている。上半期に一服感がみられた銀座も回復傾向で、池袋エリアも上昇。渋谷エリアと新宿エリアは低下傾向となっているが、これはプレミアム立地の公募が減少した影響もあり、実際には数字ほどの落ち込みは無いと思われる。
各エリアの1階以外の賃料は、銀座エリアを除くと高水準で安定している状況。銀座エリアも一服感はあるものの、ダウントレンドとはなっていない。
■東京・主要商業エリアの賃料・公募数の推移(2017年第4四半期)
フロア区分 | 銀座 | 表参道 | 新宿 | 渋谷 | 池袋 | |
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募集賃料 (円/坪) |
全フロア | 29,400 | 34,263 | 30,148 | 27,691 | 20,762 |
1F | 56,047 | 52,451 | 34,733 | 32,399 | 26,043 | |
1F以外 | 27,545 | 28,526 | 28,931 | 27,096 | 20,341 | |
募集件数 | 全フロア | 231 | 170 | 128 | 128 | 125 |
1F | 22 | 37 | 12 | 21 | 17 | |
1F以外 | 209 | 133 | 116 | 107 | 108 |