2018年上半期にオーナー側の期待値先行で上昇した銀座・表参道は一服感があるが、実態としては高水準で安定といえる。渋谷エリアも上昇傾向が強いが、こちらも今後の開発を含めた期待値先行の感もある。
2018年下半期の1階募集賃料としては、銀座エリアや表参道エリアは2018年上半期のオーナー側の期待値先行での大幅上昇から、やや落ち着いた状況となった。募集値ベースでは銀座エリアと表参道エリアの差がほとんどなくなってきている。
一方、渋谷エリアは銀座エリアや表参道エリアに遅れて大幅上昇の動きがみられ、駅ビルのスクランブルスクエアなどの開発への期待が現れる格好となったが、外周部の動きは鈍い。新宿エリア、池袋エリアは高水準で安定している。
各エリアの1階以外の賃料は、依然として高い水準で安定している状況にあり、募集件数も大きな変化はない。