募集賃料は各エリアとも高水準となっており、特に銀座や表参道の上昇率が高い。ただし、期待値が先行した影響もあり、実態はそこまでの上昇感はない。
2018年上半期の1階募集賃料としては、銀座エリアや表参道エリアは近年で最も高い水準となっている。ただし、インバウンドの増加の影響などにより、期待値が上がっている可能性はある。渋谷エリア、新宿エリア、池袋エリアも高水準を維持している。
各エリアの1階以外の賃料は、比較的高い水準で安定している状況にあり、2017年下期がダウントレンドであった銀座も上昇傾向となった。
■東京・主要商業エリアの賃料・公募数の推移(2018年第2四半期)
フロア区分 | 銀座 | 表参道 | 新宿 | 渋谷 | 池袋 | |
---|---|---|---|---|---|---|
募集賃料 (円/坪) |
全フロア | 35,258 | 43,985 | 28,655 | 28,102 | 23,898 |
1F | 68,031 | 63,780 | 37,177 | 34,919 | 31,605 | |
1F以外 | 29,083 | 32,679 | 26,910 | 25,730 | 22,990 | |
募集件数 | 全フロア | 304 | 211 | 163 | 145 | 138 |
1F | 48 | 69 | 20 | 35 | 18 | |
1F以外 | 256 | 142 | 143 | 110 | 120 |
スタイルアクトが提供するReRemによる集計
<訂正:2018年11月1日14時>初出時、表の数値に誤りがありましたので、修正しました。